1;表現方法について

位置の表現について

××−---→
表  現
A0B0×D0×
A1B1C1D1E1
A2B2C2D2E2
A3B3C3D3E3
A4B4C4D4E4
×× A5B5×D5×

 円形になっていますが、平面表示とします。
 従ってA列の隣りの列はB列(右側)とE列(左側)となります。

 横を行と呼び、0行から5行とします。縦を列と呼び、A列からE列とします。

 5行目については、この解法にまったく関係しませんが、全体を表示することとし、
 5行を設けておきます。

 A0〜E5については、位置のみでなく、その位置にある玉そのものを示すこともあります。
 (0および5行の,C,Eには入るものはありません。)

 作図するのが面倒なのでテーブル表示としています。見にくいかとも思いますが、ご了承下さい。

回転の表現について

1 ; 下2個を左へ1列回転する。
2 ; 全体を下げる。(上にある状態からのものであり最初からの動作はない。)
3 ; 下2個を右へ1列回転する。
4 ; 全体を左へ1列回転する。
6 ; 全体を右へ1列回転する。
7 ; 上2個を左へ1列回転する。
8 ; 全体を上げる。(2とは逆に、最初の移動しかない。)
9 ; 上2個を右へ1列回転する。

    1行と2行の一体となっている部分を上2個(又は上側)と表示する。
    3行と4行の一体となっている部分を下2個(又は下側)と表示する。

    これらの回転は、電卓の数字をイメージしたものです。(プログラミングのとき
    使用したものです。)

    例えば、1832×7 とあれば、
    1;下2個を左へ1列分回転させ、
    8;全体を上げ、
    3;下2個を右へ1列分回転させ、
    2;全体を下げる。
    これらの、工程を7回行うと言うように表現します。
    4×1とあれば、全体を1列分左へ回転することをあらわします。

2;パターンについて

 次ぎに8つのパターンを示します。
 1832,8123,7892,8729,3812,8321、9872、8927の
 各回転のパターンです。

 上に示してある状態(右側の行列名を表示したもの)から、それぞれの
 回転を行った後の位置を示します。

 これらは、全て1つの法則からなっていて、8つありますが、その1つの法則され覚えれば、
 全てわかりますので、それを覚えてください。
 最少のパターンとして、1832 と 7982 の2つのパターンだけでも完成できます。
 (正確には、この2つを応用して行うもので、2つのパターンだけではありませんが。)

 これらのパターンは、上側(0行から2行)で動くもの、下側(2行から4行)で動くもの、
 (どちらのパターンにおいても、2行目が移動しており、これを利用して上下の移動を
 行います。)

 D列の右側(D列とE列)で動くもの、D列の左側(C列とD列)で動くもの、
 時計方向を考えた場合、2個分動くもの、3個分動くものに分けられます。
 これらで、8つのパターンです。


7892
×7
----→
  ×D2× 9872
×7
----→
  ×D2×
   E2D1   D1C2 
   E1D0   D0C1 
                     
           
×× ××


8729
×7
----→
  ×E2× 8927
×7
----→
  ×C2×
   E1D2   D2C1 
   D0D1   D1D0 
                     
           
×× ××


 
8123
×7
----→
  × × 8321
×7
----→
  × ×
                     
   E4     C4 
   E3D4   D4C3 
   D2D3   D3D2 
×× ××


 
1832
×7
----→
  × × 3812
×7
----→
  × ×
                     
   D4     D4 
   E4D3   D3C3 
   E3D2   D2C2 
×× ××


上記の表示は、移動したもの(変化したもの)だけを書いています。
従って、どの工程も、2列だけが変わっていて、あとの列は変化がありません。
×と∩は位置関係を区別するためのもので、回転とは関係ありません。


それでは法則です。
例えば、1832の回転の場合、←(1)↑(8)→(3)↓(2)と表現できます。
この矢印部分を順番につなげて行くと、時計方向の回転と考えられます。

移動した玉の動きを見てみますと、これも時計方向に回転していると
見ることが出来ます。5個(D2,E3,E4,D4,D3)が変化しますが、
これを円のように見ると時計方向に回転していると見ることが出来ます。

この場合、玉2個分移動しています。(例えば、D2の位置にあった玉は
1個分移動するとE3の位置に、2個分移動するとE4の位置に移動します。)
法則はこれなのです。動きの回転方向と、玉の回転方向が同じとして、
その方向に2個分移動しているのです。

もう一つ見てみましょう。
8123を見てみますと、↑(8)←(1)↓(2)→(3)となり、反時計方向です。
玉の動きを見てみますと、D2の位置にあったものは、1個分移動するとD3の位置
2個分移動するとD4の位置となり、これも動きの回転方向と玉の動きが同じで
位置2個分移動しています。

どのパターンも同じ動きをしています。これだけなのです。簡単でしょう。
この法則をどこに当てはめるかと言うだけで完成できるのです。

以後、左側のパターン(左右方向の回転を考える時、最初に左側へ回転させるもので、
7892,8729,8123,1832)は左のパターンと表現し、
右側のパターン(左右方向の回転を考える時、最初に右側へ回転させるもので、
9872,8927,8321,3812)は右のパターンと表現することとします。

また、0行から2行の間で玉が移動するもの(7892,8729,9872,8927)を
上のパターンと表現し、2行から4行の間で玉が移動するもの(8123,1832,8321,
3812)を下のパターンと表現することとします。



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